二世帯住宅の土地探しで気を付けることとは? 広さや間取りの考え方も解説!

注文住宅を検討している方のなかには、二世帯住宅を希望している方も多いのではないでしょうか。

しかし、二世帯住宅となると普通の戸建てとは違い住む人数も増えるため、どんな土地がいいのか、なにに気を付けて土地を探せばいいのか悩んでしまうという方も多いです。

そこで今回は、二世帯住宅を検討している方に向けて、土地探しの注意点や広さや間取りの考え方について解説していきます。

二世帯住宅の土地探しの注意点

二世帯住宅で最初に考えなければいけない問題として土地探しがあります。

ふたつの世帯が同じ場所に住むということは、その分注意すべき点も増えますし、それぞれの世帯に配慮した土地探しをする必要があります。

ここでは、二世帯住宅の土地探しで抑えておきたい注意点について解説していきます。

立地条件

立地条件は、それぞれの家族の年齢や生活スタイルによっても変わってきます。

例えば親世帯が高齢の場合、病院やスーパー、公共交通機関へのアクセスが良い場所が理想的ですよね。
一方、子世帯に子供がいる場合は、学校や公園が近くにあるかなどもチェックしておきたいポイントです。

交通の便

土地探しでは、土地の交通の便について確認しておくことも大切です。

公共交通機関を頻繁に使う家族がいれば、電車やバス停が近くにある土地選びがマストです。

一方で普段の移動は車や自転車がメインであるご家族であれば、車や自転車の駐車スペースを十分に確保できる土地を探す必要があります。

土地の広さ

二世帯住宅の場合、一般的な住宅よりも土地の広さが必要になってきます。

特に完全分離型の二世帯住宅を検討しているご家族は、玄関や居住スペースもそれぞれの世帯分必要となるため、必然的に住宅に必要な面積が増えます。

お互い不便なく過ごすためには、ある程度土地の広さが確保できないと難しい面があります。

二世帯住宅の広さや間取りの考え方

二世帯住宅の土地探しで注意すべき点について、知っていただくことができたかと思います。

土地が探しがクリアできたら、次に考えたいのが住宅の広さや間取りの考え方です。

ふたつの世帯が同じ土地に住むということは、お互いのプライバシーにも配慮しながら計画をしていく必要があるため、広さや間取りについても事前にしっかりと考えておく必要があります。

理想的な広さ

二世帯住宅の場合は、最低でも住宅の床面積が200㎡(60.5坪)程度必要となります。

収納にも困らずゆったりとしたスペースを確保したい場合は、さらに住宅の床面積は大きくなり、約300㎡(90.75坪)程度の広さが必要となります。

ただし平屋で土地の広さだけで300㎡となると土地の確保が難しいため、二世帯住宅を建築するご家族は、広い住宅の床面積を確保するために二階建てもしくは三階建ての住宅にすることが多いです。

間取り

二世帯住宅の場合は、主に「共用型」「一部供用型」「完全分離型」の3タイプの間取りがあります。

共用型は二世帯が同じ家に同居をするといった形で、キッチンやお風呂などの水回りも共有する間取りタイプです。

一部供用型は玄関のみを分ける水回りのみを分けるなどして部分的に分離してお互いに必要なプライバシーを確保しながらも、同じ空間で生活する間取りタイプです。

完全分離型は、居住空間を完全に分離した形状で、お互いのプライバシーを守りつつも近距離に住んでいるため行き来が比較的自由になりやすい間取りタイプです。

どの間取りにするかで住宅の設計も変わってくるため、比較的早い段階で間取りのタイプを決めておくといいかもしれませんね。

将来のニーズの変化

二世帯住宅では、親世帯の介護や子世帯の子供の独立など、それぞれの家族のライフステージに応じた変化が必ずでてきます。
その際に対応できる計画にしておくことが大切です。

例えば高齢家族の移動や介護の負担を考えて、親世帯は一階にして、バリアフリーの計画にするといった対応も住宅計画時に行っておくと後からリフォームをする必要がなくなります。

一方で子世帯の住宅では、子供が独立した後に部屋をリフォームが必要になる場合もありますよね。
将来リフォームする可能性がある場合は、子供部屋の間取りも考えて設計するようにしましょう。

コミュニケーションの取りやすさ

近年の二世帯住宅では、それぞれの世帯のプライバシーに配慮し、一部供用型もしくは完全分離型の間取りプランを選ばれている方が増えています。

それぞれのプライバシーを確保することは、家族であっても大切なことですよね。

しかしプライバシーに配慮するあまり、ともすれば同じ土地に住んでいるのにまったく顔を合わせることがない、お互いの緊急時に気付かない、なんて状況にもなりかねません。

プライバシーに配慮しつつも、必要に応じてコミュニケーションが取れるよう、行き来しやすいリビングや共用玄関などのスペースをつくっておくのもおすすめです。

まとめ

今回のコラムでは、二世帯住宅を検討している方に向けて、土地探しの注意点や広さや間取りの考え方についてお話をしてきました。

二世帯住宅は工夫をすることで、お互いが程よい距離感で気持ちよく生活できる住宅にすることができます。
二世帯住宅にするかどうか悩んでいる、という方も多いかと思いますので、悩んでいる方はまずはプロに相談するのがおすすめです。

弊社では注文住宅の無料相談窓口を開設しておりますので、注文住宅についてお悩みがあるという方は、どうぞお気軽にご相談くださいね。

  • ブックマーク

おすすめ記事