近年は犬の室内飼いも増えており、大切な家族の一員である愛犬との快適な生活を目指して、注文住宅を検討される方も多いです。
また今賃貸にお住まいだという方は、「注文住宅が実現したら犬を飼いたい」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、愛犬と快適に暮らすためのアイデアや、家づくりで注意すべき点について解説をしていきます。
犬と暮らす家づくりアイディア集
「犬のための家づくりってどんなことをすればいいの?」とお悩みの方も多いかと思います。
そこでここでは、犬にとって快適で住みやすい家づくりのアイデアをご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
ドックラン
犬種にもよりますが、犬の散歩時間は1回あたり30分~60分必要とされており、犬の健康のためにも運動を取り入れてあげることが大切です。
そのため自由に設計できる注文住宅では、犬のためのドックランスペースを設ける方が多いです。
庭が確保できない場合は、屋上スペースやウッドデッキ、ベランダスペース、中庭などを活用するのもおすすめです。
屋外水栓
犬と一緒に暮らす方におすすめなのが屋外水栓です。
犬の性格にもよりますが、水遊びが好きな犬なら、温かい季節の庭やバルコニーでの水遊びはたまりません。
写真のようにホースにつなげることで、水遊びを楽しむことができます。
犬にとってはストレス発散にもなりますし、飼い主としても室外から室内に入る時の足洗や、大型犬なら体全体を洗う際にも便利です。
広い土間
広い土間スペースがあると、室外飼いの犬でも降灰注意報に応じて室内に入れることができたり、散歩する際の準備スペースとして使うことができます。
犬用の遊び道具なども、汚れを気にせず置くことができます。
ペットシンク
屋外ではなく室内で犬を洗ってあげたい、と考えている方にはペットシンクがおすすめです。
犬の生活動線に応じて、散歩からすぐに帰宅して洗ってあげられるよう土間に設けてもいいですし、家族の団らんスペースに近い場所に設けてもいいかもしれませんね。
室内に設ける場合は、他の水回りとできるだけ近い位置に設置すると、配管が複雑にならず費用を抑えることも可能です。
犬専用個室
来客があった際や、料理などで火を使う場面や掃除をする場面などに、犬をゲージに入れている方も多いかと思います。
しかし、犬にとって突然知らない人が家に来たり、人間の生活リズムに合わせてゲージに入れられるのは、慣れていてもやはりストレスを感じる要因のひとつになります。
こうした犬への負担を減らすためにおすすめなのが犬専用個室です。
広さを確保したうえで十分遊んだり、くつろいだりできる犬専用の個室をつくることで、お部屋を分けなければいけない時の犬への負担を減らせます。
犬専用スペース
犬専用の個室を作るスペースがないという方は、家族が過ごしているスペースと近い場所か同じ場所に、犬専用のスペースを設けてあげるのもおすすめです。
入りたいときに入れて、家族と遊びたいときは出られる造りにしておくと、犬もストレスなく行き来することができます。
犬に優しい床材
犬にとって滑りやすい素材や硬い素材の床材は、足腰を傷める可能性があり健康被害につながりかねません。
そこで、クッション性のある床材や、犬用ワックスを施したフローリング加工をするのがおすすめです。
各メーカーで犬に優しく見た目もいい床材がたくさん登場しています。
なかには消臭効果がある床材なども含まれているため、トイレトレーニングが住んでいない犬やこれから子犬を迎る予定のある方にはぴったりです。
全室空調
全室空調は、廊下やトイレも含めて空調を効かせてくれるため、部屋移動の際のストレスがなく人気の住宅設備のひとつでもあります。
移動時の温度差は犬にとっても大きなストレスになるため、全室空調を取り入れることで飼い主も犬も快適に過ごせます。
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家づくりをするうえでの注意点は?
犬と一緒に暮らすための家づくりのアイディアを、たくさん知っていただけたのではないでしょうか。
しかし、「全てのアイデアを取り入れたら必ず快適になるのか」と言われたら実はそうではありません。
犬と暮らすための家づくりではいくつか注意点があります。
ここでは、犬と暮らすための家づくりで注意すべき点について一緒に確認していきましょう。
犬と飼い主の動線を考慮する
犬と飼い主の動線が重なってしまうと、特に小型犬の場合は気付かないうちに蹴ってしまう、熱い料理を落としてしまうというようなトラブルが予想できます。
そのため、特に動きが生じる水回りの家事動線と、犬がくつろぐ場所は少し余裕をもって離しておくようにすると安心です。
犬の性格を考慮する
家づくり以前から犬と一緒に暮らしている場合、その愛犬の性格を考慮して間取りで考慮してあげることも大切です。
例えば、常に家族と一緒に過ごしたい性格であれば、室内で家族と過ごせるような間取りが必要になります。
家族の存在を感じることができるよう、犬専用の個室の上部をガラス張りにするなど、工夫の仕方はさまざまです。
人見知りが激しい性格であれば、玄関や客間と犬のプライベートスペースを離した間取りなどがいいかもしれません。
飼い主のスペースを削りすぎない
大切な犬が快適に過ごせることは一番望んでいることとはいえ、犬の生活空間をとり過ぎて飼い主が窮屈になってしまっては勿体ないです。
愛犬の快適性を重視して、犬の個室やドックランを広く取ろうとすると、建物や土地の大きさによっては余裕がない間取りになってしまいます。
そのため、愛犬の性格や行動パターンを考慮しつつ、飼い主の生活のしやすさを考えたバランスのとれた間取りや設備の導入を考えましょう。
まとめ
今回のコラムでは、犬と一緒に暮らすためのアイデアや家づくりの注意点について解説をしました。
今後のコラムでは、ペットと暮らすための家づくりの知識についても発信をしていきますので、ぜひチェックしてみてください。
実際に犬と一緒に暮らすための家づくりを検討している、あるいは相談してみたいという方は、どうぞお気軽に弊社の注文住宅相談窓口までご相談ください。