前回の記事の「鹿児島に住むなら知っておきたい克灰住宅!どんな条件をクリアすればいい?」では、克灰住宅に認定されるための条件について解説してきました。
今回は、克灰住宅でどのようにすれば補助金が受け取れるのか、克灰住宅の補助金の条件や特徴について、詳しくお話をしていきます。
鹿児島県で家づくりを検討している方は、ぜひ確認をしておくようにしましょう。
克灰住宅の補助金の内容や特徴とは?
克灰住宅の建築を行う場合は、国から補助金を受け取ることができます。
では、受け取る補助金はどのようなものなのでしょうか。
ここでは、克灰住宅の補助金の内容や特徴について一緒に確認をしていきましょう。
国土交通省が実施している補助金
まずは克灰住宅の補助金はどの団体から提供されるかについてですが、国土交通省によって実施されています。
克灰住宅は鹿児島県特有の取り組みではあるものの、国で認められている事業となります。
地域型住宅ブランド化事業に該当する
克灰住宅は、「地域型住宅ブランド化事業」に該当します。
住宅:地域型住宅ブランド化事業の拡充 – 国土交通省 (mlit.go.jp)
地域型住宅ブランド化事業とは、地域の木造住宅の生産体制を強化し、また地域の材料を使用することを推奨している事業となります。
補助金希望の施主に対して、業者は地域型住宅ブランド化事業に沿って克灰住宅を設計していくため、克灰住宅をつくることで国から補助金を受け取ることができる、という仕組みです。
最大120万円の補助金が出る
克灰住宅は地域型住宅に分類されるため、克灰住宅の建築を行うと、その建設費用のうち最大100万円までを補助金として受け取ることができます。
さらに地域の材料を使用することで、プラス20万円を受け取ることができます。
つまり克灰住宅の建築で、最大120万円の補助金をうけとることができる、ということになります。
克灰住宅の補助金を受け取る方法とは?
克灰住宅の補助金の内容や特徴について、知っていただくことができたのではないかと思います。
では、実際に克灰住宅の補助金を受け取るためには、どのようなことが必要になるのでしょうか。
ここでは、克灰住宅で補助金を受け取るための方法や、補助金の条件い付いて一緒に見ていきましょう。
克灰住宅設計マニュアルを満たしていること
克灰住宅の指針となる、鹿児島県が配布している「克灰住宅設計マニュアル」を満たすことで、基本的には克灰住宅として認められます。
ただし内容は必要に応じて適宜判断し、マニュアルすべてを満たす必要はありません。
克灰住宅として認められるよう克灰住宅設計マニュアルに沿いながらも、自分たちのニーズに合う住宅の設計が必要になります。
地域材の使用をする
地域材の使用で補助金が最大100万円から最大120万円になるということをお伝えしましたが、ただ使うのではなく、地域材の使用についてもしっかりと条件が設けられています。
具体的には、主要構造部の過半に地域材を使用する必要があり、このことを「地域資源活用型」と言います。
認められた中小工務店に依頼すること
克灰住宅の建築は、知識や技術があれば、どのような業者であっても対応することは可能です。
ただし補助金を受けることができる業者は限られており、国土交通省が規定している業者は「採択されたグループに所属する中小工務店等」となっております。
採択されたグループとは、国土交通省に対してプレゼンを行い、技術力や国土交通省に規定している業者の要件を満たしている業者同士のグループのことです。
このグループに属する工務店や設計事務所であれば、補助金を受けての克灰住宅建築が可能になります。
克灰住宅の建築で補助金を受けて建築したいと考えている方は、依頼したいと考えている業者が国土交通省の認定している業者であるかどうか確認する必要があります。
まとめ
国の指定する条件を満たして克灰住宅を建築することで、補助金を受け取ることができることを知っていただくことができたかと思います。
弊社でも鹿児島県に密着した家づくりを支援しております。
このほか、市区町村ごとで補助金や助成金を実施しているケースもありますので、各市区町村のホームページでチェックしてみてはいかがでしょうか?
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また、家を建てようと考えている地域で「どんな補助金があるのか、どうやったら受け取ることができるのか知りたい」という方は、ぜひお気軽に弊社の無料相談窓口までご相談くださいね。