エアコンの位置それで大丈夫!? 失敗例や注意点をご紹介!

注文住宅の計画で欠かせないのが、エアコン計画ですよね。しかし実際の計画は平面図上で行うため、いまいち完成予想ができないまま施工に入ってしまうことが多く…。その結果、家が建ってから失敗に気付いたなんて方も多いです。

そこで今回は注文住宅の計画で起きやすいエアコン計画の失敗例と、エアコン計画を失敗しないための注意点について詳しく解説をしていきます。

エアコン計画の失敗例!

「エアコンの位置なんて設計士に任せておけばいい」そんな風に思われる方も多いですが、実際のところプロでもエアコンの計画には細心の注意が必要で、経験が浅い設計士などは計画のミスに気付かないまま図面を仕上げてしまうなんてこともあります。

せっかくの注文住宅、そんな失敗はしたくありませんよね。そこでここでは、注文住宅でよくあるエアコン計画の失敗例について共有していきます。ぜひ今後の家づくりに活用してくださいね。

直射日光の当たる

住宅の立地環境によって、直射日光があたる部屋や箇所は変わってきますよね。そのため、立地環境に応じた直射日光の入りを想定して、エアコンを設置しなければいけません。

しかし大きな窓の設置により想定以上に直射日光が部屋に入ってきてしまう、あるいは直射日光の影響を考えずにエアコンを設置してしまうなどにより、エアコンに直射日光が当たってしまうケースがあります。

エアコンに直射日光があたると、エアコンの劣化が早まってしまったり、設定温度になりにくいなどの機能性の面で不便を感じることがあります。

建具やカーテンなどに干渉する

よくあるのが、建具やカーテンへの干渉です。部屋をできるかぎりスッキリみせるために、壁のギリギリのラインでエアコンを設置する方も多いですが、この位置に建具やカーテンがある場合はエアコンの風やエアコン本体が干渉してしまいます。

建具にエアコンが当たって毎回ガンガンぶつかってしまう、建具を開けっ放しにすることによってエアコンの風が部屋に届かない、カーテンに結露がついてしまうなど、さまざまなトラブルに発展してしまいます。

建具屋カーテン以外では、照明器具に干渉してしまうこともあります。計画段階では問題ないように見えても、エアコンには厚みがあるため、しっかりとした計画ができていないと、現場で設置した時に気付くことも多いのです。

設置台数の不足

設置台数や設置したエアコンが部屋の大きさに見合っていないと、生活しにくい部屋が出てきてしまいます。ときに起きやすいのが、奥まったばしょにあるようなキッチンスペースです。

リビング・ダイニングにオープン形式で設置されているキッチンであればあまり問題にはなりませんが、リビング・ダイニングと分かれているような設計のキッチンだと、このようなエアコン不足の問題が発生します。

特に夏場や冬場などは、エアコンの温度調整が届きにくい部屋はとても居心地が悪くなるため、後から追加でエアコンをつけるという方も多いです。

配管・配線計画のミス

配管や配線の計画ミスも、エアコンの失敗としてよくあることです。特に将来的に部屋を分けるつもりでつくった子供部屋などが、後から片方の部屋にはエアコンが設置できても、もう片方の部屋にはエアコンの配管がとれずに設置できないなんてことになってしまうことがあるのです。

将来的な見通しを立ててエアコンの設置位置を検討しておかないと、家族の成長に伴った思うようなリフォームができないこともあります。

メンテナンスしにくい

最近は、エアコンをいかに見せないようにするかといったトピックが注目を集めており、エアコンを隠すためにエアコンのサイズピッタリの溝をつくってそこに全てまとめて入れるといったような実例が紹介されていることもあります。

確かにエアコンはフラットな壁に飛び出るような形で設置されてしまうため、壁に溝をつくってエアコンを入れることで、エアコンの存在感を消したスタイリッシュな空間を作り上げることができます。

一方で、このような溝はメンテナンスが非常にしにくく、部品を取り外すことが困難で掃除がしにくかったり、交換する際に丁度いいサイズのエアコンがないと溝を活用できなくなります。

エアコンを計画する際の注意点!

さまざまなエアコンの失敗例をご紹介してまいりましたが、ここからは、失敗しないための注意点についても解説をしていきます。

プロでも意外と見落としがちな部分です。そのため、エアコンの計画で失敗しないよう、注意点を頭にいれながら家づくりを進めていきましょう。

設置場所を慎重に選定する

平面図だけではなかなか難しいこともあるかと思いますが、エアコンの設置場所は慎重に検討する必要があります。またイメージがしにくいという方は、間取りに似ている施工例を見たり、パースを業者に作成してもらって立体的に確認できるようにしておくと安心ですよ。

設置場所を決める際は、立地環境に伴う直射日光の影響や、家具・家電の干渉がないかも確認しておきましょう。家具の想定配置なども出しておくと、エアコンに干渉するものがないか確認しやすくなりますよ。

部屋の広さに合うエアコンの選定をする

失敗例にあったキッチンにエアコンの温度調整が届かない、なんてことにならないように、部屋の広さに合うエアコンを選定するようにしましょう。

また、部屋が広い場合は、エアコンの設置位置が端すぎると片側までにエアコンの風が届きにくく、部屋のなかでも温度差ができやすくなります。

部屋が大きい場合はエアコンの台数を増やしたり、設置位置を中央にしたり、埋め込み型のエアコンを天井に設置するなどの工夫が必要です。

将来のリフォームを見通した計画を行う

子供部屋を将来的にふたつにわけたい、あるいは計画段階ではふたつの部屋を、将来的にはひとつにしたい、など新築住宅の計画であってもリフォームを見込んだ計画を行うこともあるかと思います。

そうした場合には、リフォーム後にも問題なくエアコンが使えるのか、またエアコンの増設が必要な場合はエアコンを新たに設置できる場所は確保できるのかを、しっかりと計画段階から決めておくようにしましょう。

新しく増設する場合は室外機を置く場所や配管の長さが足りるか、なども確認しておくことが大切です。

メンテナンスのしやすさも考慮する

見栄えだけではなく、やはりメンテナンスのしやすさや、将来的に交換する可能性も見通したエアコンの設置を意識しましょう。

メンテナンスのしやすさについては、実際にエアコンを扱う業者に聞いてみるのもオススメです。どのような配置であれば問題がないか、教えてくれますよ。

まとめ

今回は、注目住宅の計画で起こりがちなエアコン計画の失敗例や、失敗しないための注意点について詳しく解説をしてまいりました。いかがだったでしょうか。

弊社では、こうしたエアコンなどの設備設置のお悩みなどもお受けすることができ、またお客様のご要望に応じたアドバイスをさせていただいております。

どんなに小さなことでも大丈夫ですよ! 家づくりに関してお悩みがある方は、ぜひお気軽に弊社の『注文住宅の無料相談窓口』をご活用くださいね♪

 

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