注文住宅で行う祭式すべて知っていますか? 施主が準備すべきものも解説!

注文住宅を建てる際、家を建てる過程で行う「祭式」には、家の無事な完成や繁栄を祈願する意味が込められています。日本の家作りにおいて重要な儀式であり、施主としてもその準備や流れを理解しておくことが大切です。

これから家づくりを始めるという方にとっては、祭式はぜひ覚えておいていただきたい行事です。そこでこの記事では、注文住宅を建てる際に行う代表的な祭式と、施主が準備すべきものについて詳しく解説します。

地鎮祭(じちんさい)

地鎮祭は、工事に入る前に土地の神様に工事の安全を祈る儀式です。この儀式は、家を建てる土地を清め、神様に無事な工事をお願いする意味が込められています。

地鎮祭を行うことで、土地が神聖な場所であることを認識し、家作りの出発点としての意義を感じることができます。

行う時期

地鎮祭は具体的に行う時期は決められておらず、施主の希望する日にちで進めることができます。一般的には、六曜の吉日である「大安、友引、先勝」の午前中に行うことが多いです。

長い家づくりの期間のなかで、一番最初に行う地鎮祭となりますので、ご家族そろって参加される方が多く見受けられます。写真で記録を残しておく方も多いですよ。

施主が準備するもの

祭壇や神主の手配は、業者が行うこともあれば、施主が行う必要がある場合もあります。そのため、事前に祭壇や神主の手配について調べておくとスムーズです。

その他、神様にお供えするためのお酒や米、塩を用意する必要があります。また忘れてはいけないのが、神主へのお礼です。2~3万円が相場とされています。

地鎮祭は一般的には施工側が負担する祭式ですが、費用については施工側に確認をしておきましょう。

施主の服装

神主を呼んでの正式な祭式となりますので、一般的には正装がいいと言われています。スーツ、フォーマルで膝が隠れる長さのワンピース、お子さんの場合は制服などが好ましいです。

上棟式(じょうとうしき)

上棟式は、家の骨組みが完成した時に行う儀式で、無事に家が建つことを祈り、神様に感謝の気持ちを込めて奉納を行います。上棟式は、家の構造がしっかりと組み立てられたことを確認する重要な儀式です。

一日で一気に住宅の骨組みが完成する様は圧巻で、祭式のなかでも目で見る面白さがあることも特徴のひとつです。

行う時期

一般的には地鎮祭を行った後、着工から1~2ヵ月の間に上棟式が行われます。施主に無断で行うということはありませんので、安心してください。

ただし近年は施主が忙しいことや、大工不足などで上棟式にかける人件費の削減などの観点から、施工店側が行う場合もあります。参加希望の場合は、予め伝えておくことが大切です。

行う日にちは地鎮祭と同様、六曜の吉日である「大安、友引、先勝」の午前中に行うことが多いです。

施主が準備するもの

施主側は上棟式に合わせて神様への奉納品として、お米やお酒を用意するのが一般的です。地元の習慣に合わせて、餅や果物をお供えする場合もあります。

またその他に、上棟式に参加している関係者に感謝や労いの気持ちで、宴会を開催するケースもあります。もちろん義務ではないため、状況に応じて対応しましょう。

また、上棟式ではご祝儀や引き出物を準備する必要があります。一般的な費用としては、一人当たり3千円~1万円程度となります。受け取り方は施工側によって取り決めが変わってきますので、こちらも相談をして決めるようにしましょう。

施主の服装

近年は神主を上棟式に呼ぶことを省略している形式が多いですが、もし呼ぶ場合は、男女ともに正装や正装に近いフォーマルな服装が望ましいです。

神主を呼ばない場合は、上棟式では時間がかかったり宴会があったりすることもあるため、比較的カジュアルで動きやすい恰好をされる方も多いです。工事現場ですので、怪我がないように動きやすいジーンズやスニーカーなどで参加する方もいますよ。

竣工式(しゅんこうしき)

家の建設が完了した後に行われる竣工式は、家の完成を祝う儀式です。この式では、神様への感謝の意を込めて家の完成を報告し、住む人々が幸せに暮らせることを祈ります。

竣工式を通じて、家の完成を祝うとともに、家が持つ意味や価値を再確認することができます。

行う時期

竣工式は家が完成した後に行う祭式です。引き渡しを受ける前で、入居前に行います。一般的には家の中で行うもので、内容としては地鎮祭と大きな違いはありません。

施主が準備するもの

地鎮祭と同様に神主を招き、祭式を進行します。そのため、神様にお供えするためのお酒や米、塩、神主へのお礼を用意する必要があります。

竣工式に関しては、工事関係者への工事のお礼が含まれておりますので、地鎮祭とは異なり施主が費用を負担するのが一般的です。費用相場は10万円~30万円程度、宴会を開催する場合はさらに飲食代をプラスして見積もっておきましょう。

施主の服装

神主を招く竣工式では、基本的にはフォーマルな服装が理想的です。しかし近年は、服装のカジュアル化が進んでいるため、服装に関してマナーの強制はありません。

竣工式後にすぐ引っ越し作業に入られる方もいるため、服装はさまざまです。特に予定がない場合であれば、男性はジャケット、女性はジーパン以外のパンツスタイルやワンピースなどの格好が無難です。

まとめ

今回は、日本の家づくりでは欠かせない祭式についてご紹介してまいりました。いかがだったでしょうか。以外にも施主が用意するものなどもあるため、不安に感じた方もいらっしゃるかもしれません。

しかし多くの場合、施工会社やハウスメーカーから祭式に関するサポートを受けることができますので、安心してくださいね。

弊社では家づくりのご相談をいただいたお客様の祭式に、関わったスタッフが参加させていただくこともあります。そのため、不安なことなどございましたら、どうぞ弊社のスタッフにお声がけくださいね。

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