家づくり

住宅ローンは金利だけ?手数料と保障まで比べたい3つのこと

住宅ローンは金利だけで決めていい?鹿児島の家づくり相談窓口タテカタのたっちゃんが、事務手数料・保証料、団信の保障条件、諸費用を含む総支払額の3つを解説します。支払う時期や保障の対象、借入額・返済期間をそろえる比較方法まで整理。金融機関への質問と、変動金利の試算での注意点も紹介します。自分たちに合う選び方を考えましょう。

タテカタ代表 中釜竜也
Tatekata Column 鹿児島の家づくりを、たっちゃん目線で整理します。
住宅ローンの金利・手数料・保障を比べるタテカタの家づくりコラム

「住宅ローンは、金利が一番低いところを選べばいいですよね?」

スマホで金利を見比べていると、小さな数字の違いが気になりますよね。ようやく選べそうと思ったところで、見積書に別の手数料が並び、胃がキュッとなる。そんなふうに、比べ方が分からなくなることもあると思います。

鹿児島の家づくり相談窓口タテカタの、たっちゃんです。

金利は大事です。そのうえで一緒に見てほしいのが、「手数料などの費用」「団信の保障」「同じ条件で計算した総支払額」の3つです。金利の低さだけでは、最初に必要なお金や、万一のときの保障までは分かりません。

むずかしい計算から始めなくて大丈夫です。今回は、住宅会社や金融機関に何を聞けば比較しやすくなるか、順番に整理します。

1.手数料は、金額と支払う時期を確かめる

机に並べた費用の書類と電卓を見ながら支払うお金を整理する人の水彩イラスト

僕は家づくりのコストを話した動画で、住宅ローンは金利だけでなく、保証料・事務手数料・初期費用の条件まで見てほしいとお伝えしました。建物の見積もりには細かく目を通しても、ローンは月々の返済額だけで比べてしまいやすいからです。

まずは、借入れにかかる費用を一覧で出してもらってください。

事務手数料は、ローンの手続きなどに対する費用です。商品によって、決まった額だったり借入額に応じて変わったりし、支払い方も異なります。

保証料は、保証会社に保証を引き受けてもらうための費用です。次に説明する団信の保障とは別のものなので、同じ「ほしょう」という言葉でも分けて確認しましょう。

登記の費用や契約に伴う費用などもあります。「この手数料以外に何が必要か」「いつ、手元のお金から支払うのか」まで聞くと、準備する金額が見えやすくなります。全国銀行協会も、諸費用を考慮した総支払額で比べることを案内しています。

安いかどうかと、手元に残るお金を分けて見る

たとえば、金利は低くても借入時に支払う費用が大きいプランと、最初の負担を抑えられるプランでは、引っ越し後に残る貯金が変わります。目先の支払いが少ない方が、最後まで含めて安いとも限りません。

費用をローンに含められる場合も、「含められるから問題ない」で終わらず、借入額や利息への影響、融資される前に立て替えるお金がないかを確認してください。

聞き方は、「借りるために必要な費用を、支払う時期と支払方法も含めて一覧にできますか」。これなら、何が比較から抜けているかを一緒に探せます。

参考:全国銀行協会「住宅ローンの諸費用」(2026年10月19日確認)。

2.団信は、保障の名前より支払われる条件を見る

自宅のソファで団信の資料を一緒に読み保障の条件を話し合う二人の水彩イラスト

団信は、団体信用生命保険の略です。借りた人が死亡したときなど、契約で定めた条件に当てはまると、保険金が住宅ローンの返済に充てられる仕組みです。対象となる状態や、返済される範囲は商品によって異なります。

僕は普段の相談で、家族の暮らし方や手元の貯金、将来の働き方などによって、合う住宅ローンが変わると感じています。動画でも、その話と一緒に団信の内容を比較項目に挙げました。返済額が同じでも、必要だと思う備えまで同じとは限らないんです。

「がんも対象」「病気にも対応」と聞くと、幅広く守ってもらえそうに感じますよね。ただ、病名だけで判断せず、どんな診断や状態が条件になるのか、対象外になる場合は何かまで確認したいところです。

たとえば住宅金融支援機構の新3大疾病付機構団信でも、病名に該当するだけでなく、一定の要件が定められています。これは一つの商品例です。他の商品の条件も同じとは限らないので、検討中の団信の説明書で確かめてください。

保障を付けたあとの金利で比べる

希望する保障を選ぶと、金利への上乗せなどの負担が生じる場合があります。広告の金利にその保障が含まれるのか、追加費用があるのかを確認し、あなたが実際に選ぶ内容で試算してもらいましょう。

加入には健康状態の告知などが必要です。気になることがある場合は、申込先に確認し、求められた内容を正確に伝えてください。加入できるかどうかを、自己判断で決めつけなくて大丈夫です。

金融機関には「誰が、どんな状態になると、どの借入分が保障されますか。保障されない場合と追加費用も教えてください」と聞いてみてください。夫婦それぞれが借りる場合も、誰のローンが対象かを確認したいですね。

団信と、すでに加入している保険では役割が違うこともあります。住宅ローンへの備えと、生活費・治療費などへの備えを分けて、必要なら保険の担当者にも相談しましょう。

参考:生命保険文化センター「団体信用生命保険について知りたい」、住宅金融支援機構「新3大疾病付機構団信の加入要件・保障内容」(2026年10月19日確認)。

3.総支払額は、同じ条件で並べて比べる

相談者と担当者が二つの返済プランの書類を横に並べて比べる水彩イラスト

僕が動画でもお伝えした質問に、「それはどこと比較しているんですか」があります。「多くの人が選んでいます」だけでは、自分たちに合う理由までは分からないからです。

比較するときは、借入額・返済期間・返済方法・ボーナス返済の有無をそろえてみてください。片方だけ返済期間が長ければ、月々の返済額が低くても、その差が金利によるものなのか判断しにくくなります。

さらに、希望する団信を含めた金利、費用を現金で払うか借りるか、試算した日付も並べます。そろえられない条件があれば、違う点が分かるように書いてもらえば大丈夫です。

総支払額は、元金と利息の返済総額に、返済へ含めていない費用を足して整理します。ローンに含めた手数料を、もう一度現金払いの費用として足さないよう、計算に何が入っているかも確認してください。

変動金利の将来の総支払額は、今の時点で確定できません。現在の金利が続く試算に加え、金利が上がる場合の返済も出してもらい、家計にどこまで余裕があるかを見ておきたいですね。試算は予測ではなく、条件を置いて確かめるためのものです。

繰上返済や借換えを考えるなら、その時点までの支払いと残るローン、手続きの費用、支払済み費用の返戻の有無も確認しましょう。最初から、将来必ず借り換えられる前提で組まないことも大切です。

住宅金融支援機構の返済プラン比較シミュレーションでは、諸費用を含む総支払額などを試算できます。比較の整理に使い、実際の条件は申込先の資料で確かめてください。

鹿児島での住宅ローン選びも、家計とセットで

たとえば鹿児島で車通勤をするご家庭なら、燃料代や車検、車の買い替えも住み始めた後に続きます。家の修繕や教育費も含め、「毎月返せるか」と「必要なお金を残せるか」の両方を見たいところです。

金融機関には「同じ条件で、手数料と希望する団信を含めて比較できますか」と伝えてください。その比較表と家計の予定を合わせると、あなたが何を優先したいかを考えやすくなります。

参考:住宅金融支援機構「住宅ローンシミュレーション」(2026年10月19日確認)。

よくある質問

Q.保証料がかからないローンなら、費用は安いですか?

A.保証料だけでは決まりません。事務手数料や金利など、別の項目の負担も合わせて確認します。どの費用が必要で、どう支払うのかを一覧で比べてください。

Q.団信の保障が多い方を選べば安心ですか?

A.保障の範囲に加え、支払われる条件と費用、あなたの家計に必要な備えが合うかで考えます。病気の名前の多さだけで選ばず、検討中の商品の説明書で確認しましょう。

Q.住宅会社から紹介された金融機関だけで決めてもいいですか?

A.紹介先が合うこともあります。選ぶ理由に納得できるよう、ほかの候補と何が違うのか、あなたの条件で説明してもらってください。比較資料がなくて迷っている段階でも、タテカタに相談できます。

家づくりの正解は一つじゃない。住宅ローンも、金利の低さ、最初に残しておきたいお金、必要な保障を並べて、あなたに合うものを選んでほしいと思います。

資料を読んで分からない言葉に丸をつけるだけでも大丈夫です。タテカタでは、提携住宅会社からの紹介料で成り立つ、保険の窓口と同じ仕組みで無料相談を行っています。僕と一緒に、金融機関へ確認したいことを整理しましょう。

関連動画:家づくりナビゲーター たっちゃんねる「【注文住宅】家づくりの本当のコスト削減!『設備のグレード』を下げてはいけない理由」(住宅ローンの比較についての発言を参照。2026年10月19日内容確認)。

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家づくりの正解は1つではありません。だからこそ、まずは条件や迷いを一緒に整理しましょう。

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