
「新築には、防犯カメラを付けておけば安心かな」
家族が暮らす家だから、できることはしておきたい。そう思って商品を調べているのに、情報が増えるほど肩に力が入ってしまう。そんなあなたに、カメラを選ぶ前に見てほしい場所があります。
窓、玄関、そして外まわりです。カメラで様子を確認・記録することと、窓やドアから入りにくくすることは、同じではありません。
鹿児島の家づくり相談窓口タテカタの、たっちゃんです。今日は、この3か所とカメラの設置計画を、住宅会社に何と聞けばいいかまで整理します。
むずかしい話はしません。高い機器を全部そろえる話でもありません。鹿児島県警の案内でも、窓ガラスや二重鍵、カメラなどを組み合わせた確認が示されています。あなたの家で必要な対策を、一つずつ確かめましょう。
参考:鹿児島県警察「ご自宅の『防犯対策』は,大丈夫ですか?」(2025年3月7日更新、2026年9月30日確認)
※本文の画像はAI生成のイメージです。実際の施工例や防犯性能を示すものではありません。
① 鹿児島の新築防犯は、窓の仕様と戸締まりから

窓の打ち合わせでは、明るさや断熱の話に目が向きやすいですよね。そこに、防犯の確認も加えてほしいんです。
僕はオプション費用の動画で、窓の仕様を変えたり、防犯ガラスを希望したりすると、追加費用が出る場合があると話しています。「新築だから入っているはず」ではなく、どの窓に何が採用されるかを、見積もりと図面でそろえたいところです。
確認の目安の一つが、CPマーク。一定の防犯性能試験に合格し、目録に掲載された建物部品に使われる目印です。ガラスだけでなく、窓枠や錠なども含め、採用する商品の組み合わせと施工条件を担当者に確認してください。
ただし、CPマークがあれば、どんな状況でも侵入を防げるという意味ではありません。警察庁も、製品が指定する条件に従った施工が必要で、あらゆる状況での抵抗時間を保証するものではないと説明しています。
参考:警察庁「住まいる防犯110番」の「CPマーク」・「防犯性能の高い建物部品目録」の利用上の注意(2026年9月30日確認)
住宅会社には、こう聞いてみてください
「この窓の防犯上の仕様はどうなっていますか? ガラス・窓枠・鍵の組み合わせと、標準に含まれる範囲を教えてください」
あわせて、開閉できる窓の鍵を、毎日無理なく確認できるかも見ておきましょう。家にいるときも含めて戸締まりをすることは、警察庁が案内する基本の対策です。設備を選ぶ話と、使うときの習慣を分けないことが大切です。
参考:警察庁「侵入犯罪に強い住まいづくりを!!」(2026年9月30日確認)
② 玄関は、鍵の性能と毎日の使い方を確認

玄関は、見た目や開けやすさだけでなく、閉めたあとのことまで考えたい場所です。ドア本体や鍵の防犯性能、二つの鍵をどう使うか、来客を室内から確認できるか。勝手口があるなら、そちらも忘れずに見ましょう。
僕は施主検査の動画で、窓やドアを実際に開け閉めすることをお伝えしています。施主検査とは、引き渡し前に、建て主が仕上がりや使い勝手を確認することです。鍵を閉めようとすると引っかかる、といった点も、見ているだけでは気づきにくいんですね。
これは鍵の防犯性能を自分で試験する、という話ではありません。採用する性能は資料で確認し、完成したら日常の操作を担当者と確かめる。その両方が必要、ということです。
便利な機能ほど、使う場面を聞いておく
「このドアと鍵はどんな防犯対策になっていますか? 家族が帰宅したとき、荷物を受け取るとき、どう使うかも説明してもらえますか?」
電子キーを選ぶなら、電池切れや停電時の操作、予備の鍵の管理方法も、採用する製品の説明書で確認しましょう。「自動で閉まると思っていた」とならないよう、設定と施錠の確認方法まで教えてもらってください。
インターホンで相手を確認してから対応することや、宅配ボックスなど、ドアを開けずに荷物を受け取る方法も検討できます。家族が続けやすい使い方を、間取りや玄関まわりと一緒に考えたいですね。
③ 外まわりは、目隠しと見通しをセットで考える

「道路から見えない庭にしたい」。その気持ちは、よく分かります。ただ、視線を遮ることと、防犯上の見通しを確保することは、両方考えたいところです。
僕は中庭の動画で、外から入り込めるのに、入った先が周囲から見えにくい計画には注意が必要だと話しています。中庭そのものが悪いのではありません。暮らしのプライバシーを守る工夫が、外からの確認のしにくさにつながっていないか、という視点です。
目隠しフェンスや植栽を決めるときは、室内からの見え方だけでなく、道路や隣地との関係も図面で見てもらいましょう。玄関や窓のまわりに、周囲から見えにくい場所ができないか。物置などの配置が、侵入の足場にならないか。建物と外まわりを別々に決めないことが大事です。
鹿児島県の住宅防犯の指針でも、庭木による死角をつくらない配置や手入れ、物置等の位置、玄関まわりの照明などが示されています。これは設計上の確認に使う指針で、「この形なら安全」という保証ではありません。
参考:鹿児島県「犯罪の防止に配慮した住宅の構造、設備等に関する指針」一戸建て住宅の項(2026年9月30日確認)
外まわりの打ち合わせで聞くこと
「目隠しをしながら、玄関や窓のまわりの見通しも確保できますか? 夜の照明と、庭木が育ったあとの状態も見てほしいです」
照明は、ただ明るくすればよいわけではありません。必要な場所を照らせるか、近隣の窓に強い光が向かないかも確認しましょう。植栽の手入れまで含め、住んでから維持できる計画にしたいですね。
④ 防犯カメラは、設置場所と使い続ける準備まで

窓・玄関・外まわりを確認したうえで、カメラをどう組み合わせるかを考えましょう。カメラが不要という話ではなく、カメラだけに全部を任せない、ということです。
僕はオプション費用の動画で、防犯カメラを希望する方の外部コンセントの話もしています。新築なら、本体の機種だけでなく、電源や配線をどう準備するかも早めに相談できます。必要な工事は、選ぶ機器や設置方法によって変わります。
「どこを映したいのか」「昼と夜に何が確認できるか」「録画は何日残り、誰が見られるか」。さらに、電源や通信が途切れた場合の動作、保存にかかる費用も聞いておきましょう。映像が記録されているかの定期確認も必要です。
近隣の室内などが必要以上に映らない画角や、映像の管理方法にも配慮してください。鹿児島で灰の汚れが気になるなら、レンズの手入れ方法を確認しておくのも一つです。高所の清掃は無理に行わず、設置業者に相談しましょう。
よくある質問
Q.防犯カメラは、付けないほうがいいのですか?
A.そうではありません。窓やドアの対策、戸締まり、外まわりの見通しと組み合わせて検討する設備です。必要な台数や位置は、家の形や確認したい範囲に合わせて相談してください。
Q.全部の窓に、同じ対策が必要ですか?
A.窓の位置や周囲の状況によって、検討する対策は変わります。大きさや階数だけで安全と判断せず、図面全体を担当者に見てもらいましょう。防犯性能だけでなく、普段の開閉や緊急時の避難も含めた確認が必要です。
Q.住宅会社との打ち合わせが進んでいても相談できますか?
A.大丈夫です。タテカタでは、今の図面や見積もりを見ながら、住宅会社に確認したいことを一緒に整理します。変更の可否や追加費用、工程への影響は、担当住宅会社に確認しましょう。
家づくりの正解は一つじゃない。怖い情報を集め続けるより、あなたの図面を開いて「窓・玄関・外まわりは、どうなっている?」と聞くところからで大丈夫です。
タテカタの相談は無料です。提携住宅会社からの紹介料で運営する、保険の窓口と同じ仕組みで、あなたから相談料はいただきません。
LINEに登録した方に、「家づくりの疑問300選」と「間取り100選」をお渡ししています。「防犯のこと、どこから聞けばいい?」という疑問も、そのまま僕に聞いてください。
本文で参照した僕の動画:家づくりナビゲーター たっちゃんねる「予算が上がる理由|知らないと損するオプション費用を徹底解説」「施主検査の制限時間は2時間。小傷のチェックを後回しにすべき『取り返しのつかない』不具合とは?」「中庭のデメリットを暴露!掃除・排水・防犯など失敗事例を徹底解説」(保存済みの動画文字起こしを2026年9月30日確認)。
